2013年5月20日月曜日

エンコウソウ

エンコウソウ (キンポウゲ科)
Caltha palustris L. var. enkoso H.Hara (RANUNCULACEAE)

湿地などに生える多年草。ミズバショウの近くに生えていることもあるらしい。

リュウキンカ(C. palustris)の変種扱いの種で、リュウキンカととても良く似ている。
主な違いは、リュウキンカの花茎が立つのに対し、エンコウソウは横に這うこと。
ちなみに、エゾノリュウキンカ(C. fastulosa)にも似ているが、雌しべが15本あること、また全体的に大きい点、リュウキンカ同様に花茎が立つ点が異なる。ちなみに、エゾノリュウキンカは別名・ヤチブキとも呼ばれ、葉の雰囲気がフキに似ており、北海道では春の山菜として食べる人もいるとか。

リュウキンカの仲間(変種レベルという意味で)はアジア、ヨーロッパやアメリカにもいるそう。属内で形態が似ていること、環境による種内変異から、分類が難しそうなグループではあるようです。

葉がキンポウゲ科らしくありませんが、花はなるほど、雄蕊が多数あって、いかにもキンポウゲ科らしいです。

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