トチノキ <トチノキ科>
Aesculus turbinata Blume
In English: Japanese horse chestnut
トチノキの花。といっても、撮影は5月8日なので、16日に見た時は、もう花は終わりかけておりましたが…
トチノキの実は、そう、「栃の実」です。食べようと思うと、アク抜きが大変な実。
花はどんなのかというと、こんな花なんですね。トチノキは高木になるので、なかなか花を目にする機会がありません。ということで、今回、望遠を使ってなんとか撮影成功です。
訪花昆虫はマルハナバチでしょうか。写真の奥に写っている、ずんぐりとしたハチが何匹も来ていました。
分類の話をしておくと、トチノキ属(Aesculus)はここではトチノキ科としておりますが、最近の研究ではムクロジ科とされています。ニガキ科、ミカン科、ムクロジ科は近縁であることがわかっていますが、分子系統解析でなかなかキレイに解けず、分類がスッキリしていないグループです。
現在(2012年5月19日)の最新の情報では、このムクロジ科には旧ミカン科サンショウ属、カエデ科(カエデ属)なども含まれています。トチノキと近縁なのがカエデ科で、同じ亜科としてまとめられています。
(おまけ)
アメリカアカバナトチノキ
Aesculus pavia L.
In English: red buckeye
牧野植物園の薬草園から山に入り込んですぐのところで見つけました。
花は随分とトチノキと違いますが、葉はよく似ています。
こちらは低木(4~6m)にしかならないようです。撮影した個体も2mくらい、花は1.5mくらいの高さにありました。
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